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執筆者の写真Shunji Abe

「メンタルトレーニング」を自分でやってみて思うこと

メンタルトレーナーとして依頼を受けるにあたって、

自分で実践したことありません、では何も説得力はないですし、

どのような変化が生まれるのか、言語化することもできません。

そこで私自身の、メントレ活用エピソードを少しずつご紹介していきます!


〜陸上の試合にて〜

私は中学生の頃からずっと陸上競技をやっており、

高校からは専門を’三段跳び’として競技生活を送っておりました。

そんな私が高校で県大会を制するまでのエピソードです。

当時の私は「メンタルトレーニング」という言葉は聞いたこともないし、

今現在のように専門的に学んだわけではないので、メントレと認識してやっていたことではないですが、

実は日常的にやっていたことがメンタルトレーニングの一環であったと勉強してみて知ることができました。





・高校1年次

背中に’覇者’と書かれたウェアを購入。⇨目標設定

当時、そのウェアの背に書かれた文言に惹かれ(確か辛い練習を乗り越えて俺は表彰台のテッペンにいる、みたいな内容)、

俺はいつかこうなるから、その時のためにこのウェア買っておこう、と漠然を思い購入。

明確にどの大会とまでは定まっておりませんが、この時点で’優勝する’ことが目標として設定されています。


・インターハイ都道府県ブロック大会まで

日常生活を含めほぼ全ての時間で陸上のことを考え、

技術や練習のことでうまくいかないことを口に出す⇨クリアリング

競技前の自分のルーティーンを定める⇨少し違いますがポジショニングに近い

跳躍している感覚をイメージ⇨イメージトレーニング

これらの繰り返しで’跳べる’自分を作っていきました。


・県大会予選〜優勝を決める最後の跳躍まで

おそらく知らない方のほうが多いと思うので、試技に関するルールおよび当日の流れを簡単に説明します。


①ウォームアップ

まずはベストパフォーマンスをするために身体を温めます。

②1次招集

競技への参加意思表明、これをしないと出場できません。

③ウォームアップの続き

ゆっくりと時間をかけてやることが多かったので、およそ3回に分けてのアップをしてました。

④2次招集

参加への最終確認です。スパイクのピンの長さなどが規定に反していないかなどを確認します。

⑤直前練習

その日の調子に合わせて助走距離などを微調整します。

⑥予選

参加者全員が3回ずつ跳躍します。

その中から成績上位8名が決勝へ進出

⑦決勝

予選通過8名の中で、8位から7、6という順に跳躍します。

決勝も同じく各3回跳躍できますので、その間に順位変動が起こりますが跳躍する順番はそのままです。


以上が大まかな流れです。

私はこの日、これまでとなんとなく違う感覚があり、実際に予選で跳躍してみてそれは確信に変わりました、’今日はイケる’と。(この日は予選1位通過)

しかしそこで気負いすぎるとパフォーマンスが落ちるので、そこでもメントレの登場です。

’力を抜いて楽に行こう。’ただこれだけを考えていました。

口に出すことで自然とクリアリングもできていました。

そして当日のリズムやこれまでの跳んだ感覚を踏まえてイメトレです。

さて、先ほど順位変動が、ということに少し触れましたがまさにそれは起き、

決勝の2本目(全体5本目)で私はそれまで2位の選手に抜かれてしまいます。

逆転を意識した私の5本目の跳躍は硬くなり、記録伸びず。

さて、各選手最後の1本、2位(現1位)の選手まで競技が終了し、残すは私一人。

この時点で2位は確定しましたが、やはりテッペンに登りたいのが漢ですよね笑

ここで再度クリアリングとイメトレです。

5本目の跳躍で硬くなった私は、再度力を抜くことを意識し、’跳べる’自分だけをイメージ。

そして見事最終跳躍で自己ベストを更新し、逆転優勝を果たすことができました!


長々と自慢話すみません笑

ここで知って欲しいことは、自分の精神状態にパフォーマンスが左右されますよ、

ということです。

そしてそれメンタルトレーニングのエッセンスでコントロールすることができます

ということです。

本番で思うように力が出せない、これはスポーツに限らず、試験、受験、プレゼンどんなものにも言えることだと思います。

その本番で本来の力を発揮し、しっかりと結果を出すために、ぜひメンタルトレーニングを実践してみましょう!




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