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執筆者の写真Shunji Abe

メンタルってどうやって鍛えるの?

◆メンタルは鍛えられるもの?


前回の内容では、そもそもメンタルトレーニング(メントレ)が、

どういうものなのか、その歴史、メンタルが強い特徴、弱い特徴、

などについて書きました。

読んでいただいた方の中には、

「なんとなくわかったけど、実際にトレーニングすることでメンタルって強くできるの?」

と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

メンタルは目に見えないものですから、

いまいちピンとこないかもしれませんが、

実はメンタルも日々の積み重ねで筋肉のように鍛えることができます。

例えば、



・近々、試合など大きなイベントがあって失敗したくない





・誰かに嫌なことを言われると、それを延々と引きずってしまう




・誰かと一緒にいると気疲れしてしまい、一人の方が楽だと感じる、などなど




上記のようなケースもトレーニングで解消することができます。

それはなぜか、例えばイベントでの失敗などは緊張が原因というのが多いケースです。

しかしその緊張もさまざまな要因があり、それをトレーニングを通して、

明確化していくことで解消が可能になるのです。

よって必要以上に緊張しないメンタルになる=メンタルが強くなった、

というように言い換えられるわけです。

下の2つのケースに関しては、どのように事象を捉えるか、という部分が、

ポイントになってきます。(もちろん一概に全てがそうではないですが)

このように、解決したい悩みがある、ということは、

なりたいイメージがある、ということです。

それを自分で認識することで、具体的に何をしていけば良いかが見えてきます。

メンタルトレーニングによってメンタルを強くしていきましょう。



◆あなたは俳優?!

さて、では何をしていくことでメンタルを強化できるのでしょうか?

メンタル強化に必要なこと、それは「これまでの自分を変える」ことです。


’どうやって変えればいいの?’

’簡単に変わるなら苦労しないよ!’


と思いますよね。答えはいたってシンプルです、「別の自分を演じる」のです。

しかし注意したいのが、周りにいるメンタルが強い人をマネするのではない、

ということ。

別の人を演じる、というのは非常に無理が生じます。

かなりのストレスになり、それ自体嫌になってしまうでしょう。

人それぞれ特性は違うので、メンタルの強い人を真似することで、

逆に気持ちが落ち込んでしまうこともあると思います。 ・おおらかに振舞っていたら、友達から嫌われるようになった ・物事をポジティブにばかり考えていたら、反省することがなくなった これでは望んでいた結果とはなりませんね。

表面的にメンタルが強いように見せているだけで、

実際には自分の首を締める結果になってしまっています。

さらに2つ目のように反省しなくなる、という結果は、

もはや退化と言える変化になってしまいますね。 メンタルが強い人にみられるように、物事をポジティブに考えるためには、

ある程度の下地が必須になってきます。 元々明るい人であったり・子どもの頃からなんでもできて自信に溢れている、

という裏付けがある人の行動や言動だから、周囲を元気付けることができ、

プラスに作用できている、とも言えます。 いきなりそういう人の真似事をしたところで、

周囲から「あの人、急に横柄になった」「人の気持ちを無視するようになった」

「あの人変わったね」、

などと言われて煙たがられてしまう可能性もあるのです。

そうなってしまっては、元も子もありません。

メンタルが強いことが、イコール常に強気でいることではないことをまず認識しましょう。

もちろんメンタルが強いということには、

逆境にも強気に立ち向かえる姿勢だったり、

失敗や嫌なことからの立ち直りが早い、などの側面があります。 しかし、それと他人のことを無視することは全く別の話になります。

今までと違う人格を演じる場合は、

演じる方向性が、本当に自分に合っているのか冷静に見極めていくことが、

トレーニングの第一歩です。

まずは人に影響しない部分から、

自分だけで完結できる部分を変えるように演じることから始めてみましょう。


ではまた(^^)

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